ウッドワンのシステムキッチンの特徴は?コンセプトは?
A:ウッドワンというメーカーは、元々木質建材メーカーで、空間というものを提供しています。床だったりドアだったり、その中で水周りが加わった、ということでLDKのトータルスタイリング目指しています。
これは他のメーカーさんではできなくて、キッチン専業メーカーさんだと、扉はステンレスやホーローだったり、鏡面だったりと、シートしか選べない。
床のフローリングはほとんどが木ですから、その中にキッチンを入れると、やはり設備として統一感がありません。ところが、ウッドワンだと床と同じような色、柄、同じ材質、同じ素材を使ってキッチンをつけることで、家具のようなキッチンになり、空間が広く見え、統一感があり、なおかつ落ち着きがある空間が目指せるのがウッドワンになっています。
Q:同じようなことをやっているTOTO、リクシル(トステム・イナックス・サンウエーブ)パナソニックとの違いは?
A:業界的な話なんですが、ウッドワンは世界で一番良い木というものを優先的に仕入れる権利を持っています。
それはTTYという木なんですが、他メーカーのはウッドワンに比べると質が落ちます。2級品、3級品になってきます。ウッドワンのは1級品です。そういう意味での強みもありますね。で、それに合わせてキッチンをつけることで、本当の木の色を楽しめる。だから、木なら何でも良い、というのではなくて、本当に木にこだわりのある方、最高品質を求める方にとっては、ウッドワンは最高の会社なのかな、と思いますね。
Q:世界一や1級品は誰が決めるんですか?
A:ウッドワンで聞いた話なんです。でも例えば家具の展示会で、どこが一番いいか?と言えば”イタリアのミラノサローネ”。これは、全員が言ったわけでなかく、口コミで「あそこがいい」と世間の常識として雑誌に載ったりしているわけで。それと同じような形で、うちはTTYという木が一番良いものとして使っているということです。
Q:ウッドワンのシリーズはsu:iji (スイージィー)一本ですよね?
A:現在は、su:ijiが枝分かれして、上級グレードが「NZ class」普及グレードが「SA class」というかたちになっています。
本当の普及タイプとしてリフォームなどにも対応できる形として、「ベルアルファ」という商品もあります。
Q:ベルアルファはまだしばらく残ります?
A:しばらく残ると思います。ウッドワンが急に方針を変えない限り、いきなり廃番にはならないですね。
su:iji (スイージィー)はいろんなリビングと組み合わせることができるキッチンです。
全体を木で統一したぬくもりのある空間も、その良さをアクセントとして取り入れたモダンな空間も、自由に造り出すことができます。